大腸の内視鏡検査
Endoscope

大腸内視鏡検査とは

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、肛門から内視鏡を挿入して、大腸(一部の小腸)のすべてを内視鏡で調べる検査です。また正式には「下部消化管内視鏡検査」ともいいます。直接内視鏡で観察することで、ポリープや大腸がんなどの病気を診断することができます。内視鏡先端から電気メスを出し、大腸ポリープや初期の大腸がんを切除します。

これら大腸ポリープや大腸がんは、定期的な内視鏡検査を行うことで、早期発見・早期治療が可能です。大腸がんは今や「予防できる疾病のひとつ」になったといえるでしょう。当クリニックでは痛みや苦痛に配慮した大腸内視鏡検査を行いますので、是非一度検査を受けてみてください。「大腸内視鏡検査を定期的に受けること=大腸がんの早期発見・治療」につながります。また、当クリニックでは胃・大腸内視鏡検査を同日に受けることが可能です。

大腸内視鏡検査とは 大腸内視鏡検査とは

大腸カメラ

大腸カメラ 大腸カメラ

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)は、鎮静剤のご要望のある患者さまは鎮静剤を用いて、ウトウトと眠っているような状態で検査を受けて頂きます。多くの患者さまが、ほぼ3分程度で盲腸まで達し、その後5分~15分程度かけて全大腸を観察していきます。予めポリープ切除(当日発見し、切除が可能と診断したもの)にご同意して頂ければ、検査当日にポリープを切除することができます。

また内視鏡の検査中や検査後はCO2を送気することで、おなかの張りを抑えるようにします。また送気を最小限にすることで、痛みに配慮した検査をご提供します。そして院長である女性医師による大腸内視鏡検査なので、今まで大腸カメラが恥ずかしいと感じていらっしゃった女性の患者さまは安心して受けることができます。当クリニックは洗面化粧台・個室トイレ完備です。

検査でわかる疾患

普段生活している中でも、便秘や下痢は起こりやすい症状ですが、大腸がんやクローン病・潰瘍性大腸炎でも同じ症状を示すことがあります。大腸内視鏡検査を定期的に受診することで、大腸がんやその他の疾患を早めに診断し、適切な治療を早期に受けることができます。

また大腸がんは放置された大腸ポリープから発生することもあります。当クリニックでは、発見したその場で切除することができる「日帰りポリープ切除手術」が可能です。大腸ポリープや大腸がんは自覚症状がないので、早期発見・早期治療のためには、40歳以上のリスクが高まる年齢の方は定期的に検査を受けることをお勧めします。

検査でわかる疾患 検査でわかる疾患

【大腸内視鏡でわかる疾患群】

  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病
  • 過敏性腸症候群
  • 虚血性大腸炎
  • 大腸カルチノイド
  • 大腸憩室・大腸憩室炎
  • 肛門ポリープ
  • 直腸粘膜脱症候群
  • 遺伝性大腸腺腫症(FAP)
  • 遺伝性非ポリポーシス大腸癌(HNPCC)など

検査のタイミングとは

以下のような症状のある方は一度大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。

【こんな症状のある方は大腸内視鏡検査を受けてください】

  • 便に血がつく
  • 腹部に膨満感や痛みを感じることがある
  • 大腸ポリープを指摘されたことがあるまたは治療したことがある
  • 便が最近細くなってきた
  • 便秘ぎみ、下痢ぎみまたは便秘と下痢を繰り返す
  • 親族に大腸ポリープや大腸がんになった人がいる
  • 健診の便潜血検査で精密検査が必要だといわれた
  • 喫煙している(または禁煙した)
  • 食欲がない
  • 40歳以上で大腸カメラを受けたことがない方
  • 体重が減ってきた
  • 貧血気味である
  • 糖尿病になっているなど
検査のタイミングとは 検査のタイミングとは

5つの検査の特徴

当クリニックの内視鏡の特徴は
以下の5つです。

  • 01
    Endoscope
    Feature
    鎮静剤を使用した痛みに配慮した
    大腸カメラ検査

    うとうとと寝ているような状態で検査を受けることが可能です。検査ベッドに横になって頂き、鎮静剤を投与するとすぐ効きます。鎮静剤を使用することで、患者さまのつらさや痛みを抑えた検査を行うことができます。

    大腸内視鏡検査が苦しい理由としては、お腹の張り感がつらい、スコープを挿入するとき痛みを感じるなどがあります。そこで、お腹の張り感がつらくないようにCO2(炭酸ガス)を使用します。また『完全無送気軸保持短縮法』※1により、ほぼ直線的に大腸の一番奥まで到達するような挿入法を行います。この方法により、内視鏡で腸が押されて痛みが伴うということが起こりません。

    ※1 内視鏡を押し進めることで、腸が引き伸ばされたときに強い痛みを感じます。大腸を伸ばさず、手前に畳み込むように腸を短縮することで、曲がりくねった部分も軸を保ったまま、まっすぐ内視鏡を進める方法です

  • 02
    Endoscope
    Feature

    大学病院と同等の内視鏡検査機器を使用することで、小さい病変も発見することが可能になりました。

    胃・大腸の表面の微細血管が鮮明に確認でき、大腸の表層がしっかり映し出されます。それにより、従来は発見できなかった大腸ポリープや大腸がんなどの早期発見に役立ちます。

  • 03
    Endoscope
    Feature
    日本消化器内視鏡専門医・指導医による大腸カメラ検査

    多くの内視鏡検査を経験した内視鏡専門医が、患者さまの検査・診断・説明を行います。

    当クリニックの院長は女性ですので、女性の患者様も安心して受診してください。

  • 04
    Endoscope
    Feature
    土曜日・日曜日の大腸カメラ検査

    普段お仕事でお忙しい患者さまのために、土曜日・日曜日で受けられる内視鏡検査をご用意しています(完全予約制です)。働き盛りの方は、是非一度検査を受けてみてください。

    また、当日でも検査を受け付けておりますが、ご予約いただいた患者さま優先ですので予めご了承ください。

  • 05
    Endoscope
    Feature
    プライバシーに配慮した洗面化粧台や専用トイレを完備

    個室での洗浄剤内服だけでなく、化粧洗面台や専用トイレを完備しています。女性の患者さまにも安心して大腸内視鏡検査を受けて頂けるように配慮しています。

検査の流れ

FLOW

  • 検査予約

    Flow01
    • 01WEBか電話で事前に予約を取る
    • 02内視鏡同意書を確認する

    当クリニックでは24時間WEB予約か電話での予約が可能です。予約の際は「内視鏡同意書」をご一読ください。また検査予約は仮予約となり、事前に医師の診察を受けてからの検査となります。診察では医師による説明により、安全で安心な状態で内視鏡検査を受けて頂くことができます。

    検査の際に鎮静剤の使用をご希望される患者さまは、検査後はお車の運転はできません。当クリニックではお迎えとお見送りの両方において、国立駅までの配車をご用意しています。

  • 検査前日

    Flow02
    • 01夕食は21時までに済ませてください。
    • 02検査前日の夕食は軽めにしてください
      (消化されにくいものは避け、夕食は、消化しやすい素うどん、白かゆ、豆腐などをお召し上がりください)。
    • 03お水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。
    • 04就寝前に指示された下剤を服用してください。

    検査前日の21時以降は、固形物の摂取を禁止しています。ただし、お水やお茶、スポーツドリンクの摂取はかまいません。また、検査当日の朝食・昼食は摂れませんが、水分は摂ってください。

  • 検査日当日の朝

    Flow03
    • 01大腸内視鏡の場合は検査着がありますので、普段通りの服装でかまいません。
    • 02朝6時までに朝のお薬の服用を済ませてください。
    • 03鎮静剤をご希望の方は運転をしないでください。

    検査着をご用意しますので、服装は普段通りでかまいません。また朝の内服薬がある患者様は朝6時までに服用してください。また、鎮静剤をご希望の患者さまは、検査後のお車の運転はできません。当クリニックから国立駅までの配車をご用意いたします。

  • 大腸内視鏡検査の流れ

    Flow04
    • 01内視鏡検査室に入室して頂き、ベッドに横になります。
    • 02ご希望に応じて鎮静剤の投与を行います。
    • 03検査ベッドに横になり、検査を開始します。
    • 04検査は5~15分程度です。
    • 05検査終了後は回復室で休憩して頂きます。また使用薬剤によっても安静時間が異なります。(最短15分程度、場合によっては30~1時間程度の場合もあります)~1時間程度の場合もあります)
  • 検査後の流れ

    Flow05
    • 01個室でお化粧直し・服装をチェックすることができます。
    • 02担当した医師から検査の説明を受けて頂きます。
    • 03後日、オンライン診療で、検査説明を受けることも可能です。

    検査後は、化粧洗面台をご用意してありますので、お化粧直しや服装チェックが可能です。また患者さまが落ち着かれましたら、実際の撮影画像をお見せしながら、医師から説明させて頂きます。生検やポリープ切除を行った場合は、あらためて後日結果を受診して頂きます(オンライン診療可能です)。

【日帰り大腸ポリープ切除】

大腸内視鏡検査中に大腸ポリープが見つかった場合は、検査同日に日帰りポリープ切除手術を行うことができます。
手術といっても、入院の必要はありません。切除した後は、約1週間ほどは遠出(出張など遠方に出かける)や激しい運動はお控えください。

検査費用

Fee

検査内容 1割負担 2割負担 3割負担
大腸カメラ検査のみ ¥2,000 ¥4,000 ¥6,000
大腸カメラ検査 + 組織検査 ¥3,800 ¥7,600 11,400
大腸カメラ検査+ポリープ切除 ¥8,200 ¥16,400 ¥24,600

上記料金は概算金額です。
組織検査数や使用するお薬等で変わりますので、ご不明な点がございましたらお問い合わせください。

内視鏡検査同意書

内視鏡検査を国立消化器・内視鏡クリニックで受けられる方は、事前に内視鏡検査同意書にお目通しください(詳しい説明が欲しい方はいつでもご質問ください)。

当院の内視鏡

当クリニックの使用している内視鏡はOLYMPUS社製の「EVIS-X1」を使用しています。診断治療の質と検査効率を向上させる機能が搭載されています。がんなどの早期診断やポリープ切除などに貢献してくれる内視鏡システムです。

内視鏡システム 「EVIS X1」(上)EVIS X1 ビデオシステムセンター OLYMPUS CV-1500(下)上部消化管汎用ビデオスコープOLYMPUS GIF-EZ1500
(左)内視鏡システム 「EVIS X1」
(上)EVIS X1 ビデオシステムセンター OLYMPUS CV-1500
(下)上部消化管汎用ビデオスコープOLYMPUS GIF-EZ1500
内視鏡システム 「EVIS X1」
内視鏡システム 「EVIS X1」
(上)EVIS X1 ビデオシステムセンター OLYMPUS CV-1500(下)上部消化管汎用ビデオスコープOLYMPUS GIF-EZ1500
(上)EVIS X1 ビデオシステムセンター OLYMPUS CV-1500
(下)上部消化管汎用ビデオスコープOLYMPUS GIF-EZ1500
診療時間
8:30 -
18:00
電話番号
042-505-8623
FAX
042-505-8624
住所
〒186-0004 
東京都 国立市 中1-20-26
  1. 国立駅南口を出て、右側の富士見通りを歩きます。
  2. ドラッグストアのある3つ目の角を右折。
  3. まっすぐ立川方面に歩くと左に「国立消化器・内視鏡クリニック」があります。
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042-505-8623 Web予約